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SPIRIT

工房SPIRIT kisakiのゆるゆる日記

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ノルウェイの森








松ケン主演で映画化決定というニュースに反応してしまったけど
実はこの本、手元に置いておく事も我慢出来なくて
手放したくらい苦手な本でした。
こんな事は後にも先にも「ノルウェイの森」だけ。
他の村上春樹作品は普通に読めたし、好きな本もあるのだけど。

これは私が22~23歳の時に爆発的に売れた本でキヨスクでも
平積みしてあった本。
当時の仕事の東京出張の行き帰りで読破しました、キヨスクで買って。
で、翌日には同僚にあげてしまった。

その頃、私の周りは団塊世代の友達が多くて
その人達がこの本について熱く語りながら大絶賛していた。
団塊世代に憧れを持っていた私は、チョットでもその空気感を理解したいだけの
ミーハー心で読んでみたのだけど、あまりにも読後感が悪くて
かなり滅入っちゃって落ち込んだんだよね。

正直今は物語を全く思い出せないのだけど
当時は今よりももっと感受性が豊かで、好き嫌いがとてもはっきりしていた私。
曖昧な部分がまったく無かったお子様だったし
勘違いポジティブの塊みたいだったから
全く理解したくなかった世界観だったのだと思う。
すごくネガティブで、精神を病んで行く事が美徳で
都合の良い性欲を哲学的に描写していた事が嫌だった気がするのだけど
これを書きながら読みたくなって来た(笑)

あんなに憧れていた団塊の世代の人々に対する見方も
この本で変わったと言うか、この世界観を自慢している人達が
カッコ良く見えなくなったんだよね、確か。

20代の私が完全に拒絶した話を今読んでどう思うのか
是非近々読んでみようと思います。








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  1. 2009/05/15(金) 00:01:59|
  2. 本のこと
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深夜食堂





菊の妹さんのお勧めで読んだ漫画。
これ、かなり良かったです。

6466135.jpg ami_koharu-img449x600-1221408207ei38ba93797.jpg

巷にあふれる美食グルメ漫画とは違う、実に良い話。
そして読んでると無性にお腹が空く、ダイエットには大敵な漫画です ������B

以前、名古屋に居た時深夜バイトをしてまして。
PM11:00~AM5:00まで,ライブハウスの遅番だったのだけど
これが本当に楽しいバイトでした。
深夜って本当に不思議な空気感がいっぱいで
世間は寝静まってる時間だというのに
ありとあらゆる職業と種類の人々が活動していて
その店内でありとあらゆるドラマが日々繰り広げられていて
本当に面白かった!
普通、ライブハウスって音楽好きな若者がライブタイムにこぞって
働きたがるのだけど、私はライブには殆ど興味が無くて
当時の私の生活サイクルに持ってこいの時間帯の仕事だったので
働いたって感じだったのだけど、これが予想以上に楽しく
肌に合って勉強になりました。
事件も沢山有ったし、楽しい夜や悲しい夜や
本や映画のネタになりそうなものが満載。

深夜の時間帯がそうさせるのか皆、妙に人間臭いんだよね~。

夏の明け方は、店を出るともう夜が明けて街が白み始めてるんだけど
さっきまで妖艶な灯に包まれていた街が突然日常の時間帯に放り出されて
安っぽいセットみたいな色褪せちゃうんだけど
それがまたたまらなく好きな景色だった。
なんか時間の狭間を行き来してる様で。
そんな空気感をリアルに思い出させてくれる漫画です。

私ってやっぱ夜行性なんだな~ �΂�Ƃ܂�



  1. 2008/10/25(土) 01:18:22|
  2. 本のこと
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  4. | コメント:3

高岳親王航海記





fvrt1.gif


読み終えた本の中で何度か読み返す物が数冊あるのだけど、
澁澤龍彦著、高岳親王航海記は相当読み返している一冊。
氏の著書の中では数少ない小説です。

「Story]
平城天皇の第三皇子であった高岳親王は、政変のため皇太子を廃され出家し
空海の元で密教を研究後64歳で唐へ渡り、西暦875年67歳の時に2人の僧と供に
広州から船で天竺に向かい、そのまま消息を絶った。

7編の話から構成されているので読みやすいと言う事も
あるのだけど、大人の幻想小説…夢幻譚ってほうがよりしっくりくるかな。
描写に不思議なリアリティーがあって、とても美しい。
読みながら、その場面が頭の中で映像化されて色まで想像出来る…。
これは氏の膨大なコレクションと学術書並みに書かれている彼の作品が
余す所無く反映されているから。
自分の五感をすべてじんわりと刺激してくれる本です。

読み返す度に新しい発見があって、感じ方が変わる。
大抵、私がこの本を読む時は究極に煮詰まっていて
出口の見えないネガスパイラルにはまっている時。
読後の爽快感って言葉では片付けたくない不思議な感覚は
私にとってはとても大切で大事な感覚。
処方箋の様な一冊があるって事に小さな幸せを感じます。
takatop.jpg



この小説の後半を、氏は悪性の咽頭がんで病床に臥していて
治療を受けながら書いている。
氏は装丁にもこだわる人で高岳親王も何度と打ち合わせの上決めたらしいけど
楽しみにしていた本の完成を待たずに亡くなった。
そんなエピソードも私がこの本に執着する理由の1つかもしれない。

絶筆になった「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」っていう
エッセイ集も素晴らしいけど、また別の機会に書きます。



アイリッシュパブの庭にフェンネルの林が出来ていました。
ライトが埋もれていたのだけど、妙にそれがジャポニズムを
感じさせる絵になっていて写真を撮っちゃった�ɂ����
高岳親王を読んだからかな~。

fen.jpg


  1. 2008/07/21(月) 01:02:57|
  2. 本のこと
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